Rules & Juries

大会規則

1)「MUY TANGO CUP」は、MUY TANGOが組織する、「MUY TANGO CUP実行委員会」により運営・実行されるイベントです。

2)MUY TANGO CUPは、a)TANGO部門、b)MIX部門で構成されます。

a)TANGO部門は、タンゴのみの3曲で構成されます。

b)MIX部門は、ワルツ、ミロンガ、タンゴの3曲で構成されます。

3)選手権は、a)予選、b)準決勝、c)決勝の3段階から成り立ちます。

a)「予選」:全ての参加者が出場します。 (3曲×1回)

b)「準決勝」:予選から選出された個人が出場します。(3曲×1回)

c)「決勝」:準決勝から選出された個人が出場します。(3曲×1回)

ただし、この項に定められた出場回数は出場者数により変更になる場合があります。

4)選手権はJack&Jill方式*を採用し、ペアはくじ引きにより決められ、1曲ごとにペアを変えます。

  • 「Jack & Jill形式」:パートナーダンスの競争形式。ランダムマッチングにより、リーダーとフォロワーのペアが決められ、即興で踊りを競う形式。

5)大会中は、マスク、もしくはそれに相当するものの着用を必須とさせて頂きます。マスクの種類の指定はありません。

競技規則

1)ペアが向かい合うアブラソで踊ることを基本としますが、特定のフィギュアにおいてドブレフレンテ等のアブラソも使用可能とします。但し、1曲をずっと離れた状態で踊ることはできません。

2)ミロンガのダンスフロアと同じように、ペアは常に反時計回りに移動して踊ります。必要に応じ、1〜2歩後方に歩くことは許されますが、後続のペアの踊りを妨げてはいけません。また、前方のペアを追い越してはいけません。

3)ヒーロ、サカーダ、エンロスケス、バリーダ、ボレオなどの、伝統的なタンゴのテクニックだけでなく、ジャンプ、リフト、ボルカーダなどの、ステージタンゴのテクニック及びタンゴヌエボで使われるフィギュア等も全て使用可能としますが、ダンスフロア全体の流れや他のペアの踊りを阻害してはいけません。

4)ペアが2フレーズ以上同じ場所に留まり、かつ、それがダンスフロア全体の流れを妨げている場合、減点対象となる可能性があります。

5)採点基準として以下の項目を重視します。

  • 歩き
  • 音楽性
  • 相手とのコネクション
  • カデンシア
  • オリジナリティーとチャレンジ精神

審査規則

1)MUY TANGO CUPの審査員は、MUY TANGO CUP実行委員会が選出し、アルゼンチン人審査員及び、アジア人審査員で構成されます。

2)審査委員会は、a)規則に違反した出場者、b)大会のイメージを損なうようなマナー違反や、観客に迷惑をかけると判断した出場者を競技から排除することができます。

3)審査員の評決は全て1回とし、変更要求は認めません。出場者は、応募の時点で本条件を了承したものとします。

4)疑義や意義は、書面(日本語、もしくは英語)でMUY TANGO CUP実行委員会に大会終了後3日以内に提出してください。審査委員会には直接提出しないでください。

5)本規約に記載のない不都合については、MUY TANGO CUP実行委員会が適切に解決します。また、必要と判断した場合は、本規則の説明や解釈意見を公表します。

6)審査員は、それぞれのカテゴリーで、優勝者を選ばなければなりません。

7)最終結果の順位は、上述の競技基準に従って、審査員に与えられた点数の総計によって決められます。同点の場合は、審査員の累積得点により判断されますが、審査員が必要と判断した場合、競技者は最終判断のために必要な時間だけ演技を続けなければなりません。競技はそれぞれ1ラウンドのみとします。

8)全ての審査員は、MUY TANGO CUP実行委員会で定められた全ての規則に沿って、ペアではなく、個人に対して採点を行います。予選の採点には一部、観客投票も含まれます。個人の採点は予選、準決勝、決勝全てで公表されます。

審査員

審査員は以下のアルゼンチン人とアジア人の各4名によって、構成されます。

1、美影&有彩

タンゴに出会って5年目の春、スタジオ【Tango Tokyo Academy】を池袋にオープン。
同年夏、第一回アジアチャンピオンとして世界選手権に初出場。ステージ&ピスタ両部門にて決勝進出。初出場〜8年連続で世界選手権ファイナリストになる。
アジア選手権では初出場で優勝。初代両部門アジアチャンピオン。

https://www.tangotokyo.com

2、Hiroshi & Kyoko Yamao

2009年タンゴダンス世界選手権サロン部門において、外国人初の世界チャンピオンとなる。ユネスコ無形文化遺産登録の際、記念イベントのオープニングアクトや、NHK「トップランナー」「栗山千明のタンゴカフェ」等のTV、「家庭画報」や海外書籍の表紙を飾る等の媒体露出、世界各国のフェスティバル出演、ワークショップショップ招聘等、国内外で幅広く活動している。

https://www.facebook.com/hiroshiyamao

www.hiroshikyoko.com

3、DAVID & BELEN

<DAVID ANTONIO LEGUIZAMON>

1995: タンゴ舞踊学習開始
2002: 在日本タンゴスクールのルナ・デ・タンゴならびにタンゴ・オリジン・プロダクションに舞踊家・講師として従事
2004: Tango FestivalであるCITA(アルゼンチンタンゴ国際会議)に参加
2005 – 2006: タンゴショー “LA VENTANA” de Buenos Aires.に出演
2007: ディナーショー“BOCA TANGO”ならびにブエノスアイレス“PIAZOLLA TANGO“に出演
2008-2014: アルゼンチンタンゴ舞踊団“FOREVER TANGO”に参加

<MARIA BELEN BARTOLOME MERCADO>

1999: 11歳の時にAida Victoria Mastrazzi 舞踊国立スクールにて舞踊学習を開始。クラシック、コンテンポラリー、民族舞踊を学習
2001: タンゴ・アラブ舞踊学習を開始
2002: アルゼンチン市政府が企画した選手権“TANGUEREADAS INFANTILES 2002 “(2002年幼少タンゴダンサー選手権)に参加。タンゴダンス部門で優勝し、賛辞を受ける
2004: Amir Thalebにある Arabian Dance School de で自身の舞踊学習を継続
2006: 舞踊国立学校を卒業。芸術指導の中等教育課程ならびに国家認定の舞踊講師の資格を獲得。 Villa Malcolm.クラブでタンゴ講師として就労
2008: クラシック舞踊の学習を継続、 Alfredo Gurquel,、Aichi Acamine、 Monica Soutoといった巨匠に従事
2009: タンゴ世界選手権に参加、ステージタンゴ部門で第5位入賞。タンゴハウス“Tango Palace”で常任スタッフとして就労
2010: ブラジルへ渡航: * タンゴスクールBelo Horizonte Abraçame tango.で講師として就労。クルージングDançando a Bordo 2010にインストラクターとして参加、コースト・クルージングでダンサーとして出演
Barilocheへ渡航: * タンゴショー “Tango, una experiencia de emoción y sabor” (タンゴ、エモーションとテイストの経験)に出演
タンゴ世界選手権サロンタンゴ部門に参加、上位10名のファイナリストに残る。
ブラジルへ渡航: * タンゴスクールPonto da Danca de Beloで講師として就労
中国へ渡航: * EXPO SHANGHAI 2010にタンゴダンサーとして参加
2011: ダブリンTANGO FESTIVAL でワークショップを行う
David Leguizamónと踊り始め、現在に至るまでタンゴ舞踊団Forever Tangoの舞踊スタッフとして参加

4、Los Quaglia (Alejandro Quaglia & Lucia Barrio)

<Alejandro Quaglia>

アルゼンチン・ブエノスアイレス出身。
スルマ&ロベルトアギーレタンゴバレー団に所属し、数々のステージにて活躍。
2006年アルゼンチン・ナショナル・タンゴ・コンテスト全国3位。
その後ブエノスアイレスを拠点に、カサデタンゴ、サボールのメインダンサーとして活躍。
08年コロルタンゴ楽団のダンサーとして共演。
毎年ブエノスアイレスで開催されているブロードウェイ劇場「インターナショナルタンゴの日」に2年連続でゲストとして招かれる。
2012年赤坂に「パラドスタンゴスタジオ」を設立し京都、名古屋、横浜、東京を中心に活動し現在に至る。海外ではベトナム、インドネシア、フィリピン、中国、ブラジル、オーストラリア、ドバイ等グローバルに活動。
また日本で行われているアルゼンチンタンゴ選手権では審査員に加え「LOS QUAGLIA 」としてデモンストレーションも披露、人気を博している。その他多くのプロフェッショナルが愛用するABUELO NEGRO TANGO SHOESを2020年からプロデュ‐ス。男らしいダンデイーなスタイルを持つアレハンドロは足技がスピーデイーでパワフルなアプローチから男性のファンが多くいます。

<Lucia Barrio>

チリ人と日本人のハーフ。
幼少期はチリの首都サンティアゴで育つ。物心付く前より、タンゴ愛好家であった祖母がミロンガに連れていくタンゴの真髄に触れる環境で、タンゴと出会う 日本に帰国後(1997年~)アストロリコ楽団と10年専属ダンサーとしての公演など多くのショーを主催する。ルシアはスピーディーでしなやかなスタイルを持ち即興を中心にしたダンススタイルで人気を得ています。